2016.07.30 | 整備の報告
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NA8 エンジンオーバーホール(愛知)

NA8Cに乗られているお客様からエンジンオーバーホールの依頼をされました。 作業内容としては、通常のオーバーホールですが分解してみないと分からない部分もありますとお話をした上で 作業開始となりました。 まずは、ミッション付でエンジンを下から脱着します。 ミッション脱着。 サスペンションメンバーからエンジンを脱着しエンジンスタンドに取り付け分解します。 オーバーホールをすると言う事は、これから更に10万キロ、15万キロと乗られる事ですのでその辺りを考え交換する物は していきます。 シリンダブロックはボーリング加工し、0.25オーバーサイズピストンを使います。 腰下からのオイル消費をなくすためでもあります。 ピストン・コンロット等は重量を量り、バランス取りをします。 クランクシャフトは曲がり・振れはなかったため再使用。 メタルはパワーメタルを使用しピストンをブロックへと組んでいきます。 シリンダヘッドは分解し、清掃とポートの段つきをなくします。(これはサービス) ポート研磨になりますと時間も料金もかかります。 インテークバルブ・エキゾーストバルブとカーボンを落としバルブラッパーですり合わせをします。 これでバルブの密着もよくなり圧縮も上がります。 シリンダヘッドを組み上げていきます。 バルブステムシール、バルブスプリングと取り付けします。 ヘッドが出来上がれば、ブロックに載せ組み上げていきますがラッシュアジャスターは新品を使用。 ウォーターポンプ、タイミングベルトと取り付けエンジンの出来上がりです。 クラッチは交換済みでしたので再使用し、後は下した逆順で組み上げし最後にアライメント調整で終了です。 (愛知県田原市在住のお客様)