2022.03.09 | 整備の報告

NA6・オーバーヒートでヘッドO/H(岐阜)

NA6のお客様から高速道路を走行中クーラントが飛び出し、気が付けば水温計はHに振り切ってしまった。レッカー移動で入庫。原因はラジエータのパンクでした。ラジエータ交換だけでは済まなくヘッドガスケットの交換も必要ですね?とシリンダーヘッド脱着となりました。脱着後、ひずみを測定するとかなりのひずみが出ていて面研が必要ですとお客様に伝え、ヘッドのオーバーホールとなりました。バルブ・バルブスプリングを外し、圧縮漏れがないか?バルブを入れてポートからバキュームで吸うとこれまた密着が悪くシートカットもご提案して作業をする事になりました。

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加工屋さんに出して戻ってきました。ヘッドは修正面研とシートカット。バルブはリフェースでカット。今一度バキュームで測定してみると4気筒IN・EXともにしっかり密着して漏れがありませんでした。

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新品のバルブシールを取り付けしてバルブ・バルブスプリングを組み付けします。これでヘッド側はOk。

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ブロック側ですが、ヘッドガスケットからのオイル漏れもありピストン上部も掃除します。

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ブロック上部のひずみはOKでしたのでガスケットを付けシリンダーヘッドを乗せて組み付けしていきます。

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インジェクターはNB6の物を使い、ウォーターポンプ・オイルシール・タイミングベルト回りを新品で組み付けしウォーターホースも同時に交換。ラジエータ・ラジエータホース・ヒーターホースも一式交換して作業終了です。(岐阜県岐阜市在住のお客様)

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