
NA8・エンジンオーバーホール①(岐阜)
NA8のお客様からエンジンオーバーホールを依頼されました。走行距離18万kmで2回目のタイミングベルトを交換する時期でしたがオイル漏れもひどくオーバーホールに踏み切った次第です。まずは見積もりを作成しエンジン仕様を決め部品発注をします。今回のエンジンはチューニングは入れずSTDで組み上げます。
前からも後ろからもオイル漏れがあります。今回のオーバーホールはお客様にも了承済みで当社の中古エンジンを使ってオーバーホールを進めていきます。前もって分解し測定・ボーリングやヘッド研磨等に出しておけば時間短縮にもなるからです。
早速、中古エンジンを分解・測定しシリンダーブロックは上面研磨とボーリングへ、シリンダーヘッドは面研・ヘッド側のシートカット・バルブリフェースへ出します。出来上がるまでに各パーツをウエットブラストで綺麗に清掃しておきます。
シリンダーブロックが外注から戻ってきました。これから順に組んで行きます。
クランクシャフトはマルハさんのSTDで、パワーメタルを使って組み付けます。もちろん、測定をしてからですよ。
コンロッド・ピストンと重量を測りバランス取りをした後、組み付けしピストンリングを付けます。
ピストンをブロックへ挿入後、パワーメタルロッドを使用して測定後取り付けします。
オイルポンプ・オイルストレーナー・オイルパンを取り付けし腰下の完成です。エンジンオーバーホール➁へ続きます。(岐阜県多治見市在住のお客様)