2017.02.04 | 整備の報告

エンジンチューニングとオールペン(愛知)

去年から作業にかかっているNA8のお車。 エンジンチューニングとオールペンの依頼です。 すでにエンジンは脱着しある程度まで進みましたのでお紹介いたします。 ピストンはマーレスペシャルの85.5mmで、シリンダブロックをボーリング・ホーニング加工します。    

クランクシャフト測定しパワーメタルを使用しブロックに取り付けします。 マーレスペシャルに軽量強化コンロッドを取り付け、ブロックに挿入する準備をします。 ピストン、コンロッドとも重量を量りましたがほとんどと言って誤差がなかったです。  

コメタルもパワーメタルを使用して、組み終わったピストンをブロックへ組みこみます。

クランクキャップに固定用のメスネジがある事を確認し、NB8C(後期型)のクランクバッフルを取り付けします。 これのアイテムによってクランクシャフトがガッチリ固定し、振動を抑え、剛性を保ち、回転をより滑らかにします。 オイルパンもNB8C(後期型)となるため、マルハオイルパンバッフルをセットしオイルコントロールを安定化させます。

シリンダヘッドはポート研磨等をおこない、バルブの清掃・すり合わせ・シール交換をすませ組み上げます。  

メタルガスケットを使い、シリンダヘッドをブロックに載せます。 カムシャフトはIN・EXとも264度を使用。 専用ソリッドリフターを使い、インナーシムにてバルブクリアランスを調整します。 ウォーターポンプ、タイミングベルト等を取り付け、バルタイ調整をおこないます。 取りあえず、作業はここまで! オールペイントは色換え塗装なため、エンジンルーム内もすべて塗装します。 インテークは、4連スロットルを取り付けしますが、塗装後ですのでエンジンを車両に搭載してから組み付けします。 では、今後の出来上がりが楽しみですね~。
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